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園のこだわり

虫見つけたよ!

2019/12/04

春から夏にかけてカブトムシと過ごしてきた2歳児クラスの子どもたち。「動いた~」「色が変わってきたよ」「ねぇ、ご飯食べてるよ!」「触りたい」「可愛い~」「なんでもう動かないの…?」と幼虫・さなぎ・成虫とカブトムシの一生をそばで見ながら生き物を大切にすることや、一緒に過ごす楽しさ・成長の気づきを遊びの中で伝えてきました。

虫が大好きな2歳児男の子たち数人は、カブトムシとお別れをした後も、毎日バッタ・カマキリ・アリを探したり、木の車を虫に見立てておままごとのボールを虫かごにして遊ぶ姿が…そして冬が来てもその情熱は消えません。

そこで先日、保育士が紙粘土とモールを使ってカブトムシ・クワガタ・バッタを作りお部屋にそっと置くことにしました。そして朝、その男の子が見つけると驚きながらも「む、む、虫いたーーーー!!カブトムシいた!ねぇ見てよ!」と大喜びで他のお友達を呼び、みんなで虫遊びが始まりました!ブロックで箱を作ったり、寝転がって「カブトムシくんのおめめかわいいね~」「あれ?どこいった?クワガタがいない~…あ!いたいた~」などと楽しげな声が聞こえています。

子どもたちの興味・関心の中で命の大切さ、おもいやりの心が育つといいなと感じています。

保育士T.k

親の背中を見て育つ

2019/11/29

 

 

ある時、子どもたちと遊びながら玩具を拭いていた時のことです。はじめは、ただ、じっと見ているだけだった0歳児の女の子。気付くと遊びに使っているハンカチを手に取っておもちゃを拭く真似をしているのです。「お手伝いしてくれているの?ありがとう。」と声をかけると、にこにこ笑いながらお辞儀をしていました。
子どもって周りのお友達や大人のすることを常に観察し、興味のあることは真似してみようと思うものなんですね。こうして色々なことを学んでいくのでしょう。
さて、私たち大人が、何気なく使っている言葉、何気なくやってしまう事。沢山あると思いますが、子どもたちに真似して欲しくないことも平気でしていること、あるかもしれませんね。
「親の背中を見て育つ」と言います。親だけでなく、私たち大人は見られても困らない背中を持たなくては・・・。としみじみ思いました。

保育士 K.Y

1等賞のない 運動会

2019/11/23

今年も10月に近くの小学校体育館をお借りし 運動会がありました。
最近の異常気象で気温が高く炎天下の中紫外線の影響も考え、また、歩行が安定していない子どもたちのことを考慮し 戸外ではなく 体育館で行っています。

運動会と言えば、半世紀を過ぎた私の年齢でも 親御さんたちの年齢でも 大人はとかく自分が経験した運動会を想像します。

きちんと並んで行進する、みんなで揃えて体操をする、1等賞・・・を決める等々、大人の思い出の運動会の形だったのではないでしょうか。

今は、10年ほど前から運動会の目的を変えています。
自ら身体を動かそうとする意欲が育つ、普段の生活や遊びの中で、体験し、様々な遊びの中でのびのびとあそび、他児とかかわりながら主体的な活動を展開する、運動会での演技や競技が完成形ではなく、子どもたちの発達の経過点のひとつになっています。

走ることが苦手な子にとっては、運動会は楽しいものではありません。個々の子どもたちの発達を喜ぶ目的にした運動会は、子どもたちが自分ができるものを選択して決め、目標に向かって努力できるような環境を保育の中で保育士が整えています。

リレーではグループでの勝ち負けはあります。また、1番2番と順位を決めるかけっこのイメージを私たち大人も子どもたちも思い浮かべています。

しかし、今年は、順位を嫌がり取り組めない子どもの様子を見た保育士が、子どもが自主的に取り組もうとする意欲が育つようなリレーをバトンつなぎにしたというエピソードを聴くと 保育という奥深さを感じます。

副園長

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