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園のこだわり

「やってみよう!」の気づきから広がる遊び

2025/11/07

つくし組(3歳児)の子どもたちは、幼児クラスに進級して半年が経ちました。子どもたちの成長は本当に早く、この半年の間に遊び方にも変化が見られます。

制作では、これまで“テープで止める”ことそのものを楽しんでいた姿から、ハサミで切った画用紙をテープで貼り合わせ、蛇や花など、イメージしたものを形にして楽しむ姿へと変わってきました。

ある日、そんなつくし組の子がブロックでパトカーを作りました。ブロックから伸びているのは、なんと麻紐です。 最初は、麻紐をいくつかテープでつなげて長くする制作遊びをしていたのですが、ひと段落するとブロック遊びへ。タイヤをつけて走らせることのできるパトカーを作っていました。 満足そうに走らせていたA君は、「そうだ」と思い出したように、先ほどの麻紐を手に取ります。そしてパトカーの一部を解体し、麻紐を挟んでみました。すると、手で押していた車が“引き車”に変身! “紐をつけたらもっと面白くなるかも”という気づきから実際に試し、うまくいった経験は、喜びと自信に繋がった瞬間のように思えました。

保育園では、このように子どもたちが試行錯誤しながら遊びを広げる姿がたくさん見られます。時にはうまくいかず悔し涙を見せることもありますが、その経験も大切な成長の一歩。 これからも保育園でたくさん遊んでいく中で、“どうすればできるかな?”“やってみよう!”という思いが、子どもたちの中でたくさんの発見につながりますように。

 

保育士M.H

大型遊具の挑戦と心の声

2025/10/31

園庭に大型遊具があります。これは、基本的な登り個所が2か所あり一か所は左側の梯子と、もうひとつは右側のロッククライミングから上る方法があります。

上は一方通行になっていて、左側の梯子からは大きい滑り台で降りる形で、右側のロッククライミングからでは、降り方が3つあり一つは上り棒で降りる方法。二つ目は、少し奥の丸い穴が開いているところから下がっているチェーンクライミングから降りる方法。三つめはてっぺんにあるロッククライミングを通り、左の大きい滑り台から降りる方法があります。

園の中でも、とても人気の遊具で常にだれかが遊んでいます。ですが、登るのに少し難しさがあります。1歳や2歳児の子だとなかなか登るのが難しい姿が見られています。登りたいけど登れず「手伝って~」と言われることがありますが、基本的にこの大型遊具は大人(保育者)が登らせてあげるということはしていません。それは、登れる力がないと降りることも難しく、怪我にもつながるので自分自身で登れることを保育者は見守っています。子どももやってみて登るか登らないかを判断したり、挑戦する意気込みの強さというのか、泣きながらも何度も挑戦している子もいます

この間、夕方の時間に2歳児クラスが園庭に出ていて遊んでいました。2歳児でも登れるようになった子がいて、最近登れるようになったのか「のぼれるんだー」と言いながら、嬉しそうにロッククライミングを登っていきます。S君はチェーンクライミングの所から降りていたのですがチェーンを使わずに、その丸い穴の端をもって飛び降りるくらい豪快な降り方を楽しんでいました。ロッククライミングすぐ横の登り棒からは降りる姿がないので、「ここからは降りないの?」と聞いてみるとSくんは「ここはちょっと怖いんだよ…」と。あんな豪快な降り方なのにここは怖いんだなぁと思ってしまいました。

もう一人2歳児クラスの女の子HちゃんもS君と同じように最近ロッククライミングができるようになり何度もチェーンクライミングを使って登り降りを楽しんでいました。Hちゃんにも「登り棒から降りないの?」と聞いてみると「ここ怖い…」と。そこで「先生下にいるから挑戦してみれば」と言ってみると、Hちゃんは降りたいという気持ちが強かったのか、怖がりながらもはじめて降りることができました!そこからは、何度も挑戦!こうなると子どもはあっという間にできるようになってしまいますね。それを見ていたS君。「Sくんもやってみたら?」と誘ってみると最初は「こわい…」と、でもHちゃんの降りる姿を見て刺激になったのか「やってみる!」と挑戦!登り棒からの降り方は、最終的に体を棒にあずけて手と足で降りなければなれないので怖さがあるようですが、S君は体を預ける瞬間は怖がっていましたが、あずけてしまうと教えなくても手と足を使って上手に降りていました! 私ははじめ、なんでこれだけは挑戦しないのかなぁと思っていましたが、子どもは一つの遊具に取り組むにしても、「これならできるかも」や「降りたいけど怖いしこれは危険だからからやめとこう」など、その都度自分のからだの声に耳を傾け挑戦しながら出来るようになっていくのかと感じました。保育園ではもちろん危険のないようにとルールや決まりがありますが、子ども自身が体の声に耳を傾けながら、自分で感じながら判断することも大切なのだと感じました。

保育士 N.H

 

 

大人の味?

2025/10/24

給食の人気メニューといえばやはりカレーライス!普段野菜が苦手な子もカレーライスはよく食べてくれます。そんな光徳保育園のカレーライス、実は時期によってレシピを変えています。

4月~夏の終わりくらいまではお家でも食べ慣れている甘口のカレールウを使用したカレー。食欲の秋を迎え、スモフェスを終えて心も体も一回り大きくなったちょうど今頃からは、市販のカレールウと園手作りのルウを半々に混ぜたカレー。そして進級が近づいてきた頃には、園手作りのちょっぴりスパイシーで濃厚なルウを使ったカレーになります。

今年は10月から園手作りルウと市販のルウ、半々のカレーを給食に提供しています。先日子どもたちに「今日のカレーどう?いつもと違う?」と問いかけてみました。

「ちょっとからいよ~」

の声が聞こえてきます。手作りのルウはスパイスの風味が立っているので、やはり普段と違うことが分かるようです。

「この間のスモールフェスティバルみんなすごくかっこよくてお兄さんお姉さんに見えたから、ちょっと大人な味も大丈夫かな、と思ったんだけど……」と栄養士が言うと、ゆっくり食べていた子たちが

「このくらい平気だよ!」「全然からくないよ!」

とカレーをモリモリ食べ始めました。やはり『大人』に憧れがあるのでしょうか。強がる姿もとてもかわいらしく、おかわりする子も見られ、この日はごはんの入れ物が空っぽになってしまいました。

毎年このくらいの時期になると、給食のご飯を食べる量も増えてきます。ご飯の入った食缶が軽くなって帰ってくると給食室もとても嬉しいですし、子どもたちの成長を感じます。食欲の秋、たくさん食べて元気に冬を迎えましょう!

 

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