MENU CLOSE

園のこだわり

折り紙検定

2023/01/06

3,4,5歳児クラスでは、毎年室内で折り紙検定を行っています。

最初に練習の紙で自分で折れるようになるまでお友だちや保育士に聞きながら練習をした後に本番の紙で検定!自分で折ることができると保育士から「合格」をもらい、合格シールを集め24項目全部を合格すると折り紙免許書がもらえます。
特に盛んに盛り上がっていたのは5歳児のお友だちで折り紙検定の話をすると「やったー!折り紙検定だ!」「絶対合格するぞー!」とやる気満々の姿があったり、検定の初日では折り紙検定が始まるとすぐに使っていた玩具を片付けて折り紙を始めたりと沢山のお友だちが折り紙検定に挑戦していました。

去年も挑戦していた友だちは次々と合格をもらい次へ次へと進んでいき、今年から行う子も保育士やお友だちに教えてもらいながら合格を目指していました。難しくなるに連れて苦戦するお友だちもいましたが、それぞれペースで合格を積み重ねていくと一番の難所で“ほしゆり”が折り紙検定の中でも一番難しく毎年、悔しくて泣いてしまう子や諦めてしまう子もたくさんいて、ほしゆりを合格した中には去年、4歳児の時は折ることができずに悔しくて泣いてしまった子もいましたが、その経験を生かして今回は上手に折ることができていました。他の子もほしゆりで上手く折ることが出来ずに何度も泣いたり、お家で練習したりする子もいましたが、今年は例年に比べてたくさんの5歳児のお友だちが最後まで合格することができていました。免許証を貰うとすごく嬉しそう表情をしてお友だちやお父さん、お母さんに見せたりして喜んでいました。

また、3歳児・4歳児のお友だちもそんな5歳児のお友だちの姿を見て同じように折り紙検定に挑戦したり、わからないときには聞いたりしながら挑戦する姿がありました。またその中ではできなくて泣いてしまう子もいたりと、今の年長のお友だちと同じように今回の悔しい気持ちを来年以降にどんな姿として見られるか楽しみです。

保育士I・K

なにを「伝える」こころの教え

2023/01/04

2023年の幕開けは、穏やかな晴天の三が日に始まりました。このような平和な日々が続くことを願っています。
昨年は「安心」を知る一年となりました。今年も世の中が変わりつつある中で、お互いに尊重し合える心の成長を育む環境を日々努力しているところです。大人がいままで経験した教育は現在と異なり、その違いが何か、またこれからどのような教育が必要なのかを子どもに関わる大人が話し合うことが大事になることと思います。
さて、園庭を散布していると園庭には(寺の境内地)、いろはうたの石碑があります。
「いろなにほへど ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす」 漢字では 「色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず」一説に、 花の色は美しく輝くけれども いつかは散ってしまう それならば我々のこの世の誰が ずっと変わらないままであろうか 色々なことが起こる人生の奥深き山を 今日も越えていく 浅い夢は見ないようにしよう 心を奪われたりもしない

この意味を思い、今年をどのようにすごすかを考えていると。
子どもたちはよく「どうして?」「なんで?」と大人に問うことがあります。たまに答えられないこともありますが、大人になるといままでしていたことを考え、なかなか発せられない「どうして?」を勇気を出して問うことで あらためて意味を知ることになるのではないだろうか。これから何が大事なのか、なにを子どもたちに伝えていかなければならないか、伝統とはなにか、目先の華やかさにとらわれず、今を見つめ、楽しいことの継続のなかにも人との関係性で見つける一山を助け合って越えていけると念じながら 今年一年一日一日を充実できるように過ごすことを念じます。

境内地に咲いた 紅白の梅の花

お兄さん・お姉さんになったよ

2022/12/28

ある日の園庭で、成長を感じた2歳児を数名ご紹介致します!

 

1人目は、ブランコで順番待ちをしていたつぼみ組のAちゃん。数を数えて待っていると、隣に並んでいた1歳児クラスの女の子がAちゃんの手をぎゅっと握りました。Aちゃんは戸惑いながら保育士と女の子の顔を交互に見ると、手を繋いだままブランコから立ち去り歩き始めました。「こっち行く?」「あれで遊ぶ?」など話しかけながら一緒にすべり台を滑ったり、女の子を台車に乗せ、台車のひもを引っかけたコンビカーに乗り園庭中を駆け回っていました。Aちゃんは大人しく積極的なタイプではないので、今までも下のクラスのお友だちとの関わりはほとんどありませんでした。そんなAちゃんが保育士に言われるわけでもなく、自ら手を繋いで一緒にお散歩をしたり遊びに誘う姿を見て驚きとともに、成長を感じました。

 

2人目は、小さい靴の落し物を見つけたBくん。靴を手に持ち保育士のところへ来て「落ちてたよ」と教えてくれました。「誰のかわかる?」と聞くと、「あの子の」と少し遠くにいる0歳児の男の子を指差しました。「そのお靴どうする?持っていってあげる?」と聞くと、「うん!」と言って男の子の元へ駆け寄りました。「はい」と言ってBくんは靴を渡そうとしますが、遊びに夢中で見向きもしてくれません…。少し考えたあと、しゃがんで男の子の足に靴を履かせてあげようとしていました。何回か挑戦してみますが上手に履かせてあげることが出来ず、「先生~手伝って~」と再び保育士の元へやってきて、保育士と一緒に靴を履かせてあげることが出来ました。Bくんは身支度など自分で出来ることが多いのですが、「やって~。手伝って~」と甘えることも多くあります。そんなBくんが自ら0歳児の子に靴を履かせてあげようとする姿に優しさに感動しました。

 

3人目はすべり台を登ろうとしていたCくん。すべり台の階段を登っているときに、1歳児のお友だちの泣き声が聞こえ振り向き階段を降りていきました。コンビカーの取り合いから起きたトラブルのようです。Cくんは泣いている女の子(取った子)と男の子(取られた子)を交互に見て、保育士にけんかしている事を教えてくれました。「取られちゃったんだって」とCくんに伝えると、Cくんは女の子から取り返したコンビカーを男の子に「はい!」と渡しました。そして、泣いている男の子の頭を優しく撫でて再びすべり台へと戻っていきました。やり方は少々強引でしたが、自分の遊びを中断してトラブルの仲裁に入ったCくんに頼もしさを感じました。

 

進級したばかりの頃は言葉で伝えることも難しく、手が出てしまったり、泣いて保育士に訴えていた2歳児クラスの子ども達。この1年間で本当にお話が上手になり、嬉しかったことや楽しかったこと・嫌なことも自分たちの言葉でたくさん教えてくれるようになりました。

そんな子ども達が、自分よりも小さいお友だちのことを気にかけ、一緒に遊んだり、お世話しようとしたり、けんかの仲裁に入ろうとする姿がこの数か月でとても増えました。そんな姿に「お兄さん、お姉さんになったんだなぁ…」と大きな成長・頼もしさを感じたとともに、あと3か月でまた1つ進級するんだな、と感慨深くもなりました。

 

今年も1年ご覧いただきありがとうございました。来年も子ども達の成長を楽しみにしていきたいですね。良いお年をお過ごしください。

 

保育士A・Y

園のこだわり 園からのこだわりの発信です 採用情報 子どもたちの為に一緒に働きませんか?