MENU CLOSE

園のこだわり

小さな生き物

2021/05/05

寒さも和らいで暖かくなったある日、園庭で遊んでいる時に年少男児が地面に顔を近づけて何かを探していました。花びらを拾っているのかな?と思い近づき、「何しているの?」と聞いたところ「アリがいるんだよ!」と教えてくれました。その一言を聞いたお友だち何名かが「どこにいるの?」「僕も探す!」と集まってきました。「ここにいるよ!」「見つけた!」と興奮している子どもたち。「アリをお家に帰してあげなくちゃ!」と必死にアリを捕まえようと親指と人差し指を使い、つまもうとする可愛らしい姿が見られました。

その後も「ここにアリの家があるよ!」「ここからもいっぱいアリが出てきた!」「赤ちゃんのアリもいる!」とアリの観察を続けて発見した事を次々とお互いに教え合い、戸外遊びのほとんどの時間をアリ探しに費やして楽しんでいました。

大人にとっては「アリがいるな」の一言で終わってしまうであろう小さな生き物一つに対すしていろいろな発見が出来たりや優しさを持てる子ども達の姿見て、子ども達の何気ない発見を大事にしてきいたいなと思いました。(T.O)


手作りおもちゃ

2021/04/28

保育園には様々なおもちゃがあります。おままごと、ブロック、積み木、パズル…と市販のおもちゃはもちろん保育士の作ったおもちゃもあり子どもたちに人気です。
0.1歳児クラスではペットボトルで作ったジュースや、板に取り付けたハンドスピナー・バスの降車ボタン・使わなくなったTVのリモコンなど。
ボタンを押したり指先や手で回して楽しむのが好きな時期なので作ったそうです。
くるくると回すのはもちろん、回っているものをじっと見つめたり回っているときの音も楽しんでいます。
2歳児クラスでは、園内の春の花の写真を撮って作った絵本や、ペットボトルで作ったマラカス。
絵本が好きなクラスなので、園庭の自然をお部屋でも楽しめるように作ったそうです。マラカスでは中に入れる物で音が変わるので、お米やパスタなど振って音を出して好きな音色を聞き比べています。
3.4.5歳児クラスでは、色当てカードや園庭の様々な砂をペットボトルに入れたもの。
色の名前や、園庭の自然に興味を持てるように作ったそうです。
神経衰弱のようにゲームを楽しむのはもちろん、周りで見ている子も「あか出たね」「ピンクここかな?」とみんなでコミュニケーションを取りながら楽しんでいます。
それぞれ子どもが普段遊んでいる様子から、ヒントを得て作っています。
他にも保育士が得意分野を生かして、木製の竹馬や手芸で作ったおままごとの食材などがあります。(ちなみに、ペットボトルで作ったジュースはどのクラスにありますがボトルの大きさが違い、それぞれ使う子どもが持ちやすい大きさで作っています)
市販の物に比べて壊れやすい点もありますが、今の子どもたちが遊びたいものは?
興味のあるものは?
こんなのがあると遊びが盛り上がる!
と、思いついたらすぐに用意して提供出来るのが手作りおもちゃの強みです。

先日も、スマートフォンに興味がある子どもたちへ手作りおもちゃを作ろうとしている保育士の姿がありました。
「サイズは子どもが持ちやすい、実物よりも小さいのがいいよね?」
「ダンボール切って作る?」
「画面はマジックで描けばいいかな?」
「子どもも本物使いたいから、実物と同じ画面を縮小して貼れないかな?」
などと相談しながら、ミニサイズのスマートフォンとタブレットが完成しました。
子どもたちは喜んでくれるかな?ワクワクドキドキしながら、保育士は子どもたちを待っています。

保育士 M.I

集中力

2021/04/21

進級や入園など環境の変化がある4月。今年は新型コロナウィルスの影響でマスク着用や、消毒・検温・間隔を取るなど、新しい生活様式も引き続き継続しながらの生活です。

少しドキッとしたことがありました。345歳児クラスに入り子どもたちと一緒に遊んでいると、私が一度マスクを外し付け替えているとき、近くにいた女の子が、私の顔を見て、「先生そんな顔してたんだね!」と一言。その言葉に一瞬ドキッとしました。

保育士も感染予防として当たり前になりつつあるマスクですが、顔が半分隠れてしまうということは、表情もなかなか伝わりづらいのかなと…。

顔の表情はとても重要で、顔の表情で相手の気持ちを読み取ったり、言葉がなくても表情で会話をするなんてこともあります。それができないというのは、結構重大な事なのではないかと感じつつも、表情が伝えられない分、しっかりと子どもと会話をすることや子どもの気持ちを読み取るということをしっかり意識していきたいと改めて感じています。

345歳児クラスでは、登園後自分で遊びをみつけ遊んでいます。子どもによっては、まずはブロックなど、ローテーションのように決まっている子もいれば、お友だちを誘ってから決める子など様々です。

登園してはじめに塗り絵を始めた年長児の女の子がいました。様子を見ていると、塗り絵にかかった時間はなんと1時間半!もちろん途中「疲れたー」といいながら休憩もありましたが、大人でもそこまで集中するのは難しいですよね。

なぜそんなにかかったかというと塗り絵自体はシンプルな塗り絵ですが、子どもなりの細かい配色をこだわって塗っているので時間がかかったのだと思います。そういう風に塗り絵を楽しむというのも、今まで毎日のように楽しみながら塗り絵を楽しんでいたからこそ、今があるのだなーと。

そして、見ていてこちらもじっくり塗り絵をやってみたいなと感じさせてくれる時間でした。 保育士N・H

 

 

園のこだわり 園からのこだわりの発信です 採用情報 子どもたちの為に一緒に働きませんか?