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園のこだわり

「がらがらうがい」と「ぶくぶくうがい」

2020/12/02

今年ももう少しで終わり!今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で変わってしまった事、我慢しないといけない事もたくさんあったと思います。
そして「手洗い」と「うがい」の一年と言っていいくらい意識し実践した年だったと思います。特に「うがい」については登園時・戸外遊びからの入室時・食事・おやつ前の「がらがらうがい」食後・おやつ後の「ぶくぶくうがい」と子ども達は、使い分けて実践しています。大人は何気なく使い分けて行っているうがいも子ども達が、最初慣れるまで想像以上に難しい事です。
4月に2歳児クラスから3歳児クラスに上がったA君最初は、なかなか「うがい」の使い分けが理解できず、困っている様でした。いつものように戸外遊びから戻ってきて手洗いの後「ぶくぶくうがい」をやっていたA君それを後ろで並んで見ていたB君が「今はがらがらうがいだよ」と教えてくれました。それを聞いていたA君は恥ずかしそうに頬を赤らめ緊張して何も出来ない状態になってしまいました。するとすぐにB君が「こうしてやるんだよ」とお手本を見せてくれました。さらに隣で見ていたCちゃんも一緒にうがいのお手本を見せてくれました。その後A君もみんなに励まされ「がらがらうがい」が出来るようになりました。近くで職員もその様子を見守っていましたがあえて声をかけませんでした。「がらがらうがい」「ぶくぶくうがい」もすぐに出来るものではありません。日々の積み重ねで何度も練習し出来るようになるものです。
異年齢保育をしていると子ども達によっては出来る事、出来ない事個人差があり様々な光景を目にします。その中で子ども達は助け合って自分の得意な事は、教えてあげたり、不得意な事は教えてもらったりと共存しています。数十年前の自分が今と同じ年齢の時を思い出すと、恥ずかしながら「がらがらうがい」と「ぶくぶくうがい」の使い分けは出来ていませんでした。そして友達に教えてもらった記憶もありません。
そばですぐに大人が教えてあげる事は簡単ですが子ども達同士で解決出来るよう見守る大切さを感じました。

看護師

 

 

 

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