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園のこだわり

思いやり

2021/01/08

1歳児クラスの子の中には、0歳の時から保育園に通っている子が数名います。

 

ある日、0歳児の男の子Aくんが保育室にある玩具の型落としのフタを開けられずに困っていました。

その様子をじっと私の隣で見ていたBちゃん。しばらくすると、BちゃんはAくんの近くまで行き、「どうしたの?」と顔を覗き込んで聞きました。

型落としを持っているAくんを見てBちゃんは「開ける?」と言いながらフタを開け、中身を出し、Aくんに渡してあげました。

型落としを受け取ったAくんはすごく嬉しそうな笑顔を浮かべ、再び型落としを再開したのです。

 

この光景を見て、私は去年の入園したときのBちゃんをふと思い出しました。お母さんから離れることが嫌で泣き、遊びの中でも「やって~」と保育士に甘えることが多かったBちゃん。1歳児クラスになり、たくさんのお友だちが増えた中で、困っている子に自ら声を掛けて手助けをする・・・というBちゃんの行動に成長を感じ、とても嬉しく思いました。

 

また、まだまだ言葉でのやり取りが上手に出来ず、トラブルになってしまう事も多い0・1歳児クラスですが、そんな中でも、こうしたお友だちに対する思いやりの気持ちや優しさという感情も確実に芽生えているのだな、と思うと、0・1歳児の担任をしていて良かったな、と思う瞬間でした。

 

保育士Y・A

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