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2023年 3月

コロナを乗り越えて

2023/03/17

「桜の開花宣言がされました」のニュースを見て、もうそんな時期か、とあっという間に過ぎていったこの1年を少し振り返ってみたいと思います。

昨年の4月はコロナの影響もまだまだ多く、保育士も子どもたちも、保護者の方たちもどこか不安で、どこか落ち着かないままスタートしたような覚えがあります。

忙しい朝の登園時、入り口では手の消毒をしてから入室、保護者の方の検温、子どもたちは年齢問わず13回の検温、乳児クラスの玩具や扉、手すり、棚のとってなど、手の触れやすいあらゆるものを1日に何度も消毒しました。そして、保育士と上のクラスの子たちは日常的にマスクをしなければならず、本来ならば楽しい楽しい食事の時間は、パーテーションを置いておしゃべりはしないようにというお約束がありました。今思うと、黙食をしなければいけない子どもたちも、それを伝え見守らなければいけなかった保育士たちも、やるせない気持ちがあったと思います。

マスクをしていることへの影響は幼児のクラスだけでなく、実際に着用していない乳児クラス(1歳児クラス)の中でも「先生はお鼻ついてるの?」と見えない保育士の顔を不思議そうに見つめる子、食事の時間では「先生は一緒に食べないの?」と保育士が離れて食べていることへの疑問を抱いている子もいました。

感染を防ぐためとはわかっていても、対策としてやらなければいけない作業ばかりが増えている現実に疲れてしまったり、集団での活動や行事など、できなくなってしまったことをさみしく思ったり、早く元通りの日常が来ることを誰もが願いながらこの数年を過ごしてきたと思います。

私は1歳児クラスの担当なので、口元が見えないことでの乳幼児期の言葉の獲得に影響が出てくるのではないか、ということも心配の一つでした。

ですが様々なことに悩み、少し進んでは立ち止まり、また悩み、そんなことを繰り返しながら乗り越えてきたこの日々は決して無駄じゃなかったと私は思います。こんなことが起こらなければ気付かなかったこと、得られなかったこと、その全てを経験として今後に活かしていくことが何より大切です。

とはいえ、ここまでこれたのは保護者のみなさまのご理解とご協力があってこそ。本当にそれに尽きると思います。ありがとうございました。

さぁ!そしてついにこの春!やっとやっと!やーっと!終息とはいきませんが、コロナが感染症第五類に引き下がり、マスクの着用も緩和され個人の判断となります!子どもたちもお友だちと楽しくおうたをうたったり、おしゃべりしたりしながら食事ができるようになります!

私一個人の意見ですが、嬉しいです。すごく開放された気持ちでほんとにほんとに嬉しいです!早くいろいろなところに旅行に行きたい!海外にも行きたい!なんて企んでしまいます(笑)

今までの日常を取り戻すにはまだ時間はかかるかもしれませんが、焦らず少しずつ今まで以上を目指して、また光徳保育園職員一同、前を向いてフルパワーでがんばってまいります!ご期待ください!

最後に、今年度も残りわずかとなりました。卒園式も無事に終え、331日まで全力で子どもたちと楽しみながら、もう間もなくやってくる来年度もみなさんにとって健康で、笑顔溢れる一年になることを願っています。

 

 

 

 

保育士 A.S

お兄さんお姉さんへの第一歩

2023/03/15

来年度から年少組になる2歳児クラスの子ども達は、3月から幼児クラスにて年中て・年長組のお兄さんお姉さんと一緒に生活しています。

新しい環境になり、上履きや身支度の方法など新しく変わったことも多くあります。そんな中で、お布団を自分で畳もうとしたり、食事や園庭に行く際の準備など保育士の声掛けをよく聞きながら、1人で出来ることが増え、少しずつ成長が見られています。今までできなかったことが一人でできるようになると子どもたちは「見て!できたよ!」と喜び、嬉しそうに教えてくれます。1人でやることが難しい時には「手伝ってー」「これむずかしいよ」と助けを求める姿も見られます。そのような時には年中・年長組の子ども達が困っていることに気付き、積極的にお手伝いをしてくれます。

また、初めて見る玩具もたくさんあり、遊び方が分からない時があります。どうやって遊ぶか困っている年少組の子に気付くと「これはこうやって遊ぶんだよ」「一緒にやる?」などと優しく声を掛けてくれます。そういった遊びを通して年中・年長組の子どもたちとの関わる姿も増えてきています。

幼児クラスに移行したばかりの時は、新しい環境で不安や戸惑いの気持ちが見られることもありました。ですが、今ではお兄さんお姉さんと一緒に過ごす中で安心している表情も増えてきました。これからも新しく変わることが出てくるかと思います。少しづつ新しい環境に慣れ、お兄さんお姉さんに助けてもらいながら、さらに1人でできることが増えていくと思うとこれからの成長が楽しみです。

保育士T ・S

体験を遊びに変える力

2023/03/10

2月に歯科健診がありました。0.1歳児のお友だちはお医者さんの前でお口をあーんと開けることができたお友だちもいれば、見慣れないお医者さんを前に後退りしてしまうお友だちもいましたが、無事全員検診を終えることができました。

その日の夕方、、、2歳児クラスのお友だちが0.1歳児クラスのお部屋に移動してお迎えを待っていました。すると、ごろごろゾーンから2歳児と0.1歳児のお友だち数名の楽し気な笑い声や話し声が聞こえてきました。そっと覗いてみると、そこでは子ども達が順番に寝転び、お口を開けていました。そしてそのすぐ隣には必ずおままごとの食材やブロックを片手に「お口開けてくださーい」「かんかんかん、、、だいじょうぶでーす。」などと声を掛けるお友だちの姿がありました。どうやら朝の歯科健診をごっこ遊びとして遊びに取り入れているようです。0.1歳児のお友だちも2歳児クラスのお兄さんお姉さんたちの動きを見様見真似しながら遊んでいました。そこでは大人の介入がなくとも子どもたちだけでごっこ遊びが成り立っており、とても驚きました。本物のお医者さんの前では涙を流していたお友だちも、お兄さん達がお医者さんだと平気なようでニコニコでしたよ!子ども達にとって歯科健診は苦い記憶だけではなく、遊びのヒントにもなったようですね。体験したことを遊びにかえる表現力、さらにはその遊びを年齢関係なくいろんなお友だちと共有しながら展開していく子ども達の社会性に感心しました。

保育士M・W

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