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2021年 12月

見つける楽しさ

2021/12/15

最近指差しの頻度が増えてきた0歳児の子どもたち。絵本を見ているとイラストに向けて指を差す仕草や”あれが欲しい!””あれを取られたの…”と身振りで教えてくれる姿も見られつつあります。

そんな子どもたちとの園外散歩中、バギーや散歩車に乗ると手すりに掴まり外の様子をじーっと観察。バスが見えたり、散歩中の犬とすれ違うと「あ!」「わんわん!」と指差し。見つけたよ!いたよ!と嬉しそうな表情で教えてくれます。土手に到着すると川辺に駆け寄り、川を指差して「あっ!あー!」と大興奮な後ろ姿が。今度は何を発見したのか気になり、しゃがんで子どもたちと同じ目線に立つと…その先には太陽が反射してキラキラと光っている水面が見えました。綺麗な様子に子どもたちも保育士もすっかり見入ってしまいました。

子どもたちの発見は戸外だけでなくお部屋でもあります。指差しをする対象は絵本に限らず、お友だちや保育士が着ている洋服やエプロンのイラストまでも。数センチほどの小さなものでも見つけると嬉しそうに指を差して”見つけたよ!”とニコニコな表情から”これは?”と単語を聞きたそうな表情になります。

日々保育をしていると、大人がつい見逃してしまうような何気ないモノでも、子どもたちには刺激的なのだなと感じる場面でした。子どもたちの知りたい!という探求心や発見する力は素晴らしいなと考えさせられます。どんな些細なことでも子どもたちと一緒に発見したり”見つけたよ!これはなんだろう…?”というような気持ちを分かち合っていきたいなと感じます。

 

保育士M.H

 

絵本ブーム到来!

2021/12/10

0歳児クラスの子どもたちは絵本ブーム真っ最中。初めは活動内での切り替えとして保育士から読み始めていましたが、今では子どもたちから「読んで~!」と持ってきます。1対1で読んでいたのに次第に2、3、4人…と増えています!泣いている子もちらっと絵本を見た直後釘付けでいつの間にか泣き止み笑顔に。

 

その中でもお気に入りは「だるまさんシリーズ」と「はくしゅぱちぱち」という絵本です。「だるまさんシリーズ」では、「い~ち~ご~さ~ん~と~ぺこっ」「だ~る~ま~さ~ん~が~どてっ」「だ~る~ま~さ~ん~が~にこっ」と様々なページがあり様々な動きを真似る姿が可愛らしいです!体を左右に揺らしながらダイナミックに動く子やちょっぴり恥ずかしそうに控えめに動く子いますが、ほとんどの子が大好きで楽しい時間です。「はくしゅぱちぱち」では、題名の通り両手で拍手!保育士の声掛けによりみんなで「ぱちぱち~!」拍手が鳴り止みません(笑)そして、絵本を読み終えると、「(お~し~)まいっ!」と元気よく言うのがお決まりです。

 

絵本を読む機会が増えたことで、喃語や簡単な単語を発したりと保育士やお友だちとのやり取りも少しずつ増えてきているようにも感じます。様々な言葉に触れ、それを自分の口から表現し伝えてくれる姿に日々感動し嬉しく思います。また、同時に体を動かす楽しさも味わっているのかなと感じています。

まだまだ絵本ブームは続きそうな予感です!

保育士F・T

 

けんかの仲裁

2021/12/08

言葉がたくさん出てくるようになった2歳児クラスでは、大人も顔負けの面白いやり取りはもちろんですが、「貸してほしい」「まだ使いたい!」などトラブルも見られます。

 

ある日、絵本ゾーンでAくんが読んでいた絵本を一緒に見ていたBくん。絵本に載っている新幹線の絵を2人で指差しているうちに、いつの間にか絵本がBくんの手元にある事にAくんが気付き、「Aくんが使ってたよ。返して!」とBくんから絵本を取り替えそうとしました。

絵本が欲しくなったBくんも負けじと「Bくんも読みたいの!」と絵本を手放そうとせず、2人で絵本の取り合いに…。

 

そんな様子を、別の場所で最初からずっと見ていたCくん。AくんとBくんの絵本の取り合いが始まると、ゆっくり絵本ゾーンに歩いてきました。

どうするのかな、と思いしばらく見ていると、Cくんは絵本をすっと取って「Aくんが使ってたね」と言いながらAくんに渡しました。

そして、泣いているAくんに「やだったよね」と言ったあと、Bくんの方を向いて、「あの絵本はAくんが読んでたんだよ。Bくんはこっちの新幹線で遊ぼうよ」と言って、自分が手に持っていたブロックで作った新幹線をBくんに渡しました。

Bくんは泣き止み、Cくんと一緒にブロックゾーンへ行き、Cくんがくれたブロックの新幹線で笑顔で遊び始めました。

 

お友だち同士のトラブルがあると、「どうしたの?」「泣いてるね」と保育士に尋ねてくる子は多いのですが、このように自らお友だち同士のトラブルに向かい合って、声を掛けたりする姿は初めて見たので、素直に驚いてしまいました。

使っていたAくんの気持ち、欲しかったBくんの気持ち、どちらにも寄り添いながら優しさのある声掛けをしたCくんの姿に大きな成長を感じました。

 

保育士Y・A

 

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