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2020年 11月

「どうなるの?」

2020/11/06

3.4.5歳児クラスでは、自発性を育めるように遊びを自ら選ぶ選択性を取り入れています。
室内での選択遊びを取り入れた日のこと。相撲・玉入れ・身体全身を使った油粘土遊びなどの様々なゾーンを設定し、私は物運びゾーンを担当しました。運ぶものはフライパンやおたまなどの少し淵のあるもの、乗せるものは大きさの異なるボールを用意。そこから自分で組み合わせを選びコースを歩きます。
はじめはおたまにピンポン玉や大きなボールなどを乗せていろいろ試していた子どもたち!

「簡単だよー!」と言う子が多かったので新聞紙を足してみました。友だちと協力し新聞紙にボールを乗せて運びます。さっきよりも慎重さがでてきました。クリアできると新聞紙をちぎり小さくするなどしてみたりボールを3つ乗せてみたりといろいろ試しながら工夫して遊んでいます。
それでも「簡単簡単!」と言う子もいたので「お部屋にあるものを持ってきてもおもしろいかも!」と提案すると「それいいね!」と次々にいろいろ持ち出し始めました。
マジックの入れ物にボールを乗せてみる子、ハンカチにピンポン玉を乗せてみる子、小さなペットボトルの裏にボールを乗せてみる子など、「これをやったらどうなるんだろう?」などと言いながら生き生きとした表情で運んでいました。中でも難しかったのは絵本です。色鉛筆やボールを乗せてみるとポロポロ落ちていきます。

「これは難しいねー」などと言いながら何度も失敗と成功を繰り返して物を変えてみたり、より慎重に歩いてみたりとたくさん工夫する姿がありました。そして最終的にはガムテープやボールを頭に乗せ始めたのです(笑)

考えたことをやってみる、失敗したら違う方法を試してみる、そんな繰り返しが日々の遊びの中でも学びになっているのだと改めて感じられました。

保育士S.T

貴重な体験

2020/11/05

先日、移動動物園が保育園にやってきました。
1歳の子どもたちに「今日はヤギさんやうさぎさんが来るんだよ~」とお話をすると、ん?と首を傾げる姿が。
その後、動物さんに会いに園庭にいきました。

順番が最後の方の子たちは遊戯室で遊んでからだったのですが、移動中に園庭を通り動物さんを見つけると、そわそわしだし早く行きたくなり保育士に「あ!あっち!」と指を差し、喃語と動作でいきたいアピール。
遊戯室で遊んでいる中も窓から園庭をじーっと眺め、待ち遠しい気持ちが伝わってきました。
ついには泣きそうになるほど。

しばらくし順番が来て、嬉しそうに動物さんの元へ。しかし想像と違ったのか、保育士の後ろでそーっと動物さんを見ていました。
「ごはんをあげてみる?」と人参を差し出すとぎゅっと握りしめ、ゆっくりとうさぎさんの口元に近づける子どもたち。一口食べてくれると、それに驚きぱっと手を離し、人参は落ちました。

いつも絵本で見ていたうさぎさんたちですが動いている姿を前に、怖い気持ち、愛でる気持ち、いろんな気持ちが子どもたちの表情や動作から伝わってきました。
たくさん触れ合った後、昼食の時間に「動物さんもごはんもりもりたべてたね」と話していると「もりもりたべる!」「おんなじ!」といつもより子どもたちももりもり食べていました。

絵本だけでは味わえない、みんなで特別な体験が出来て、今後の遊びや園生活にもこの体験が繋がっていくのだろうなと感じられました。

ちなみにうさぎさん、モルモットさん、亀さんには自分から触ろうとする姿がありましたが、ヤギさんがこわくて近くに来ると泣き出す子が多くいました。
中には泣きながら逃げる子も。
こわくてもご飯をあげたかったのか、片手にいっぱいの人参やキャベツを大事に握りしめていた子も。それも貴重な体験ですね。今後もみんなでいろんな経験をして、刺激がある毎日を送っていきたいです。

 

保育士Ⅿ.I

 

 

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