光徳保育園では、日々の給食を通して「食べる」だけでなく、様々な食材に触れ、興味を持てるような食育活動に取り組んでいます。
今回は、3・4・5歳児クラスで、給食で提供する「鯵(あじ)」を使い、本物の魚を目の前でさばいてもらう体験を行いました!


鯵が登場すると、子どもたちがまず反応したのは魚の匂い。
「なんか臭いにおいがする〜!」と鼻を押さえて声をあげながらも、目を輝かせて魚を見つめていました。
いよいよ先生が包丁で鯵をさばき始めます。お腹の中から内臓を取り出すと、「すご〜い!」「うわ〜!」「なにこれ!」「心臓は何個あるんだろう?」など、さまざまな声があがりました。いつも制作で魚を描いたり作ったりしている子は、一番前に座り、真剣な表情で魚のお腹をじっと覗き込んでいました。
実際に魚が泳いでいる姿を見たことがない子も多く、背びれ・胸びれ・尾びれのそれぞれが手や足のような役割をしていることや、口が大きく広がることなど、先生の説明を受けながら、「ここは手のかわりかな?」と友だちと話しながら、魚の体のつくりに興味をもって聞いていました。
また、先生の動きをまねして、実況しながら“さばくフリ”をして楽しむ子の姿も見られ、見たことを自分で再現しようとする力に、保育士たちも感心させられました。



さばいた鯵は、その場でホットプレートを使って焼きました。
すると、「いい匂いがしてきた〜!」「さっきとにおいが違う!」と、生臭かった魚の匂いが香ばしくおいしい香りに変わったことに気づいた子どもたち。思わず焼き場のまわりに集まり、「まだかな?」とわくわくしながら、焼き上がるのをじっと待っていました。
焼き上がった鯵を一口ずつ食べてみると、「おいしい!」「もっと食べたい!」とおかわりを求める姿もたくさん見られました。
食べた後も興味は尽きず、鯵の「頭」や「ヒレ」を触ってみたり、「口ってどうやって開くのかな?」「こっちはやわらかいね」「ここはかたい!」と、感触の違いにも気づく様子がありました。

体験の後には、自然と魚の制作遊びが始まりました。「お腹の中ってこうなってたよね?」「ここに骨があった!」と、お友だちと話しながら、見たこと・感じたことを表現して遊ぶ姿がありました。
こうした体験を通して、子どもたちからは「食べるって楽しい」「魚って面白い」「作ってみたい!」と、たくさんの気づきが生まれていました。
“見て、触れて、食べて、表現する”という経験を通して、食材への関心や命の大切さが、自然と子どもたちの中に育まれていることを感じました。
これからも、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを大切にしながら、五感で学べる保育・食育を続けていきたいです。
保育士 M.Y


