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園のこだわり

お兄さん・お姉さんになったよ

2022/12/28

ある日の園庭で、成長を感じた2歳児を数名ご紹介致します!

 

1人目は、ブランコで順番待ちをしていたつぼみ組のAちゃん。数を数えて待っていると、隣に並んでいた1歳児クラスの女の子がAちゃんの手をぎゅっと握りました。Aちゃんは戸惑いながら保育士と女の子の顔を交互に見ると、手を繋いだままブランコから立ち去り歩き始めました。「こっち行く?」「あれで遊ぶ?」など話しかけながら一緒にすべり台を滑ったり、女の子を台車に乗せ、台車のひもを引っかけたコンビカーに乗り園庭中を駆け回っていました。Aちゃんは大人しく積極的なタイプではないので、今までも下のクラスのお友だちとの関わりはほとんどありませんでした。そんなAちゃんが保育士に言われるわけでもなく、自ら手を繋いで一緒にお散歩をしたり遊びに誘う姿を見て驚きとともに、成長を感じました。

 

2人目は、小さい靴の落し物を見つけたBくん。靴を手に持ち保育士のところへ来て「落ちてたよ」と教えてくれました。「誰のかわかる?」と聞くと、「あの子の」と少し遠くにいる0歳児の男の子を指差しました。「そのお靴どうする?持っていってあげる?」と聞くと、「うん!」と言って男の子の元へ駆け寄りました。「はい」と言ってBくんは靴を渡そうとしますが、遊びに夢中で見向きもしてくれません…。少し考えたあと、しゃがんで男の子の足に靴を履かせてあげようとしていました。何回か挑戦してみますが上手に履かせてあげることが出来ず、「先生~手伝って~」と再び保育士の元へやってきて、保育士と一緒に靴を履かせてあげることが出来ました。Bくんは身支度など自分で出来ることが多いのですが、「やって~。手伝って~」と甘えることも多くあります。そんなBくんが自ら0歳児の子に靴を履かせてあげようとする姿に優しさに感動しました。

 

3人目はすべり台を登ろうとしていたCくん。すべり台の階段を登っているときに、1歳児のお友だちの泣き声が聞こえ振り向き階段を降りていきました。コンビカーの取り合いから起きたトラブルのようです。Cくんは泣いている女の子(取った子)と男の子(取られた子)を交互に見て、保育士にけんかしている事を教えてくれました。「取られちゃったんだって」とCくんに伝えると、Cくんは女の子から取り返したコンビカーを男の子に「はい!」と渡しました。そして、泣いている男の子の頭を優しく撫でて再びすべり台へと戻っていきました。やり方は少々強引でしたが、自分の遊びを中断してトラブルの仲裁に入ったCくんに頼もしさを感じました。

 

進級したばかりの頃は言葉で伝えることも難しく、手が出てしまったり、泣いて保育士に訴えていた2歳児クラスの子ども達。この1年間で本当にお話が上手になり、嬉しかったことや楽しかったこと・嫌なことも自分たちの言葉でたくさん教えてくれるようになりました。

そんな子ども達が、自分よりも小さいお友だちのことを気にかけ、一緒に遊んだり、お世話しようとしたり、けんかの仲裁に入ろうとする姿がこの数か月でとても増えました。そんな姿に「お兄さん、お姉さんになったんだなぁ…」と大きな成長・頼もしさを感じたとともに、あと3か月でまた1つ進級するんだな、と感慨深くもなりました。

 

今年も1年ご覧いただきありがとうございました。来年も子ども達の成長を楽しみにしていきたいですね。良いお年をお過ごしください。

 

保育士A・Y

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