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2022年 1月

泣いて笑って仲直り

2022/01/31

3.4.5才児クラスには、"ピーステーブル"という場所があります。お友だちとトラブルが起きたときに話し合いをする空間です。普段生活している場所とは少し離れたところにあるため、静かな環境で心を落ち着かせたり冷静に考えたりできる場所でもあります。

ある日、ブロックゾーンで遊んでいた年中クラスのAちゃんが泣き出しました。隣にいたBちゃんは眉間にしわを寄せて口を膨らませています。すると、近くにいた年長クラスのCくんが2人に話し掛けました。
Cくん「ピーステーブルいく?」
Bちゃん「行きたくない!」
Cくん「じゃあちょっと待ってて」
そう言ったCくんはおままごとゾーンにあった机を移動し、2人の近くまで持ってきて即席ピーステーブルを作りました。椅子もふたつ並べると「座っていいよ」と優しく声をかけ、2人が椅子に座った様子を見たCくん、今度はコップにお茶を入れて持ってきました。自分の分の椅子とお茶も持ってきたところで「どうしたの?」と聞くと、
Aちゃん「他のところで遊びたいのにBちゃんがダメって言う」
Bちゃん「一緒に遊びたいのにやめるって言われて嫌だった」と話しました。

そして、Cくんが「嫌だったね」などと共感しながらお茶を飲んでいるうちに別の話になり、気がつくと3人で笑い合っていました。それからしばらくすると、「仲直りしたよー!」と保育士の元へ嬉しそうに報告をしにきました。

大人が入って解決しようとすることは簡単ですが、子ども社会の中で助けようとしてくれる子がいたり、自分たちで考えて気持ちを伝えたりし、保育園では人間関係を築いていく上での大切な経験をたくさんしているのだなと感じました。

保育士 T.S

粘土職人

2022/01/26

つぼみ組の机上コーナーにある粘土。子ども達に大人気で毎日のように粘土を使い、熱心に思い思いの物を作っています。

粘土をお部屋に出し始めた頃は粘土の使い方が分からなかったり、何かを作るより感触を楽しむ姿もありました。最初は型抜きを使って好きな形を作っている姿がほとんどでしたが、型抜きをするのも粘土を平らに潰して型を取るのが難しいようで、苦戦していたり上手くできなくて保育士に助けを求める様子がありました。しかし、いつの間にか作りたいものを自分なりに表現できるように。

食べ物や雪だるま、自分の好きなキャラクターなどを作っては「せんせい見て!」と得意気な表情で保育士に見せてくれます。時には一人だけではなくお友だちや保育士と協力して、一つの物を作ることもあります。

毎日のように粘土で遊ぶAちゃんは、最初は好きな形の型抜きを使って粘土遊びをしていましたが、そのうち丸めたり細く伸ばしたりと色々な形の粘土を作り、それを組み合わせて好きな物を作るように。最近は薄く伸ばした丸を沢山重ねてケーキを作ったり、貝殻の形の型抜きを使い飾りをつけたケーキも作ります!それがとても上手で最初に見た時には驚いてしまいました(笑)

そして今度は粘土で作った輪っかを耳に引っ掛けてイヤリングのようにしたり、ネックレスを作ったりと子ども達の創造力は止まりません!本当に大人の事をよく見ているなと感心してしまいます。子ども達が今度は何を作って見せてくれるのか、とても楽しみです。

保育士 A.N

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