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2020年 3月

お姉さんへの第一歩

2020/03/04

今月から1歳児クラスの子たちは新しい2歳児クラスのお部屋で過ごすことになります。今まで過ごしていた環境がガラリと変わり、子どもたちも保育士もドキドキの日々です。何度か2歳児クラスのお部屋に遊びに行く機会があり、大丈夫かな…新しいお部屋で楽しく遊べるかな…と不安でしたが、初めて見る玩具に興味津々で夢中になって遊ぶ姿を見て、これからこの部屋で過ごす子どもたちが楽しみになりました。

ある朝、10時のおやつを飲む前にみんなが大好きな絵本や紙芝居・ブックシアターを見る時間があり、ほとんどの子がわ~!と集まってきて釘付けで見ている中、Aちゃんは誰もいないスペースで一人遊んでいました。気になり近寄ってみると、くまの人形にガーゼを何枚か乗せている所でした。しばらく見ていると、Aちゃんは保育士に気付いたようで少し恥ずかしそうな表情に。「Aちゃん何してるの?」と聞いてみると、「くまさんにお布団かけてるの」と。「くまさんねんねしてるの?」と続けて聞いてみると、「うん!寒い寒いだからたくさんかけてるよ」と。そして、「Aちゃんね、くまさんのママなんだよ!」と嬉しそうに笑う顔が印象的でした。いつもは元気いっぱい体を動かすAちゃんの優しい一面を見れたことに嬉しくなりました。入園当初保育士に「抱っこして~!」と甘えることの多かったAちゃんですが、今では立派なお姉さんに。一年過ぎるのは早いなと思うのと同時に子どもたちの成長を身近で感じることのできる保育士になれてよかったと思える日々です。保育士が子どもたちに関わっている姿を真似てお人形に優しくする姿が次第に下のクラスの子に代わり、「こうやってやるんだよ」「一緒にしよっか!」などやってもらう経験を通し、「やってあげる・やってあげたい」という気持ちが芽生えてくるのかなと感じました。Aちゃんのみならず、他の子も遊びの中でお人形にごはんを食べさせてあげたりおんぶをしたりと優しさの詰まった関わりを多く見ることがあります。いつまでもその気持ちを忘れずに過ごしてくてたらいいなと思っています。

保育士F・T

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