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園のこだわり

お芋ほりから コミュニケーション

2020/10/14

例年は4,5歳児が一緒にお芋掘りに出かけるのですが、今年はコロナウイルスの感染拡大防止もあり、5歳児年長だけの参加となりました。
観光バスの利用を保護者の方と一緒に考えた結果の実施となりました。保護者の方のご協力に感謝をしつつ、無事に園へ戻れたことにほっとする、何だかいつもの疲れではないものがありました。
お芋を掘り出し始めると 真剣な表情で、言葉も聞こえません。でも、「あ~、お芋見えた~」と叫ぶ声があちらこちらから聞こえ始めると、いつもの元気すぎる声が畑に響き渡っています。
しばらくすると、自分のお芋を掘り終えた子が、苦労しているお友だちのそばに行き、「手伝おうか?」と聞いて、一緒に掘り始めました。慎重に掘っていた子は、手伝ってもらったお友だちの早い行動を見ていると、掘る手際のよいことに感心していましたが、お芋を引っ張って~ よいしょ! と、お芋は切れてしまいました。 残念という表情をしていたのですが、「ありがとう」とお礼をいっていました。 切れたお芋でしたが、お友だちとのコミュニケーションを子どもたちから改めて学びました。

今日の子どもたちの姿を見たことから、感じたことがあります。人間には本質的な要素、付属的な要素が備わっていると説かれた方がいます。本質的な要素とは人間の徳性や徳望、付属的要素と知性、知能、技術といったことを指します。とかく付属的要素ばかりに身を向けがちな私たちに、何よりも重要なのは徳性であることをはっきりと示されました。
人として大事なものは、その心掛・心境・真実というもので、人間の本質は徳、徳性というものにあるという事とあります。
子どもたちにとって、お芋ほりの経験は、どうだったでのでしょうか、友だち同士で行ったお芋掘りが小さな経験となって、未来の子どもの成長した姿につながることに夢を抱きます。

副園長

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